作り方のコツ6「バランスを考える」
名前の詩作りもいよいよ終盤に入ります。
序盤の高い壁を越えれば、あとは小さな壁を一つずつ越えていくという感じですので、比較的スムーズに名前の詩も作れると思います。
しかし、意外に多い失敗が終盤では発生します。
ここでは、初めて名前の詩作りをされる方が、終盤にひっかかりやすい失敗について説明します。
「バランスを考える」とは?
名前の詩作りも終盤に差し掛かり、ある程度、候補の文章が絞れてくると完成までは後少しです。
ですが、初めて名前の詩作りをされる方が意外と忘れがちなことを、ここでお伝えしておきます。
初めて名前の詩作りをされる方が意外と忘れがちなこと、それは「詩を考えて終わり。」ではないということです。
想いのこもった名前の詩を考えて終わりではなく、そこからそれを実際に形にしなければなりません。
ですから、ある程度、詩が出来てきた段階から、作品にした状態のことも考えていかなくてはなりません。
詩を考えることに集中しすぎて、その先のことをまったく考えず、いざ作品にしてみると、すごくバランスが悪くなってしまった…。というのは本当に良くある話です。
そうならないためにも、終盤からは全体のバランスも考慮した名前の詩作りが必要になってくるわけです。
小さな作品に、たくさんの言葉を使った名前の詩を考えてしまっては、完成した作品も文字がびっしりと詰まった読みにくい作品になってしまいます。
反対に、大きな作品に、言葉が少ない名前の詩を考えてしまっては、隙間の多い寂しい名前の詩になってしまいます。
初めて詩を考える方に、ここまで考えろと言うのはちょっと厳しいかもしれませんが、完成した作品を見て、ガッカリしないためにも、やはり作品にすることも考えておいた方が良いと思います。
私も最初は、作品にすることなど考えもせずに、ひたすらに「良い詩を作ろう!」ということだけを考えて名前の詩を作っていましたが、作品にする段階で頭を悩ませていたことが多かったです。
無理に作ると、やはりバランスが悪くなってしまって、お客様を残念がらせてしまうことにもなりますし、相手に喜んで頂くためにも、完成品をイメージしながら全体のバランスを考えるというのは、非常に大切なことだと思います。
ちなみには、当店「名詩屋(なうたや)」の場合ですと、作品の中央に家族やカップル・ご夫婦をイメージした絵柄が入ります。
▼当店の作品例
(写真は4人家族を表現しただるまの絵柄です。)
この場合、中央付近の文字を長い文章にしてしまうと、絵柄と重なり改行が必要になってきます。
ですから、そういったことも予め考慮しながら、詩を考えるときには中央付近の文字数は特に注意して、詩を考えています。
しかし、名前の詩はその内容が一番大切ですので、あくまでも「内容を優先した上でバランスも考えていく」という、ちょっと高度な技が必要となります。
非常に難しいかもしれませんが、初めて名前の詩を作られる方でも、まったく案が出ていない序盤ならともかく、終盤であれば、少しの余裕はあるかと思いますので、名前の詩が完成した後、つまり作品となった状態もイメージされると、最終的にもより相手に喜んで頂ける名前の詩になると思います。
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名前の詩の作り方 コツ7「声に出して微調整」
名前の詩の作り方(目次)
10. 実際に名前の詩を作ってみよう
11. 名前の詩作りに行き詰まったら
12. さぁ、次はあなたの番です!
13. 名前の詩の無料相談サポート