作り方のコツ7「声に出して微調整」
いよいよ仕上げの最終段階に突入です。
ある程度の詩が完成したら、名前の詩を声に出して読みながら、微調整を行います。
心の中で名前の詩を読み上げるのと、実際に声に出すのとでは大きく違います。
ここでは、そうした細かな違いや、微調整の際のポイントなどを紹介します。
「声に出して微調整」とは?
名前の詩がある程度完成した段階から、微調整が必要になってきます。
もちろん、中盤でも微調整を行っても問題はないのですが、全体がはっきりと見えていない中盤で微調整をやってしまうと、終盤で大きく構成が変わることもあるので、そうなると、せっかくの微調整も時間の無駄になってしまいます。
私は気になりだしたら、放っておくことが出来ないので、よく中盤で微調整をすることもありましたが、中盤で微調整が気になる場合というのは、名前の詩作りに苦戦している場合が多いので、結局は全体の構成が大きく変わって、時間の無駄になることが多々ありました。
ですから、初めての方もまずは微調整をしたくなったとしても、あえてその段階では行わず、全体のイメージが、7割〜8割ほど固まった段階から微調整をされることをオススメします。
実はこの微調整は結構大切で、微調整でたった1文字2文字変えるだけで、詩の流れが大きく変わることもあります。
名前の詩作りにおいては、理由はわからないけど何故かしっくりこない、という場合が良くあるのですが、そんなときに、この微調整を行っていると、ちょっとした調整にも関わらず、変えた瞬間に、今までは心のどこかに引っかかるような名前の詩だったのが、一気にストンと落ちてくるようになることも多々あります。
この微調整をするのと、しないのとでは、文字全体の変化は少ないかもしれませんが、相手を感動させられるかどうかには大きく影響してきますので、しっかりとされることをオススメします。
まず、この微調整をする際に大切なことは、「声に出して読む」ということです。
微調整以外の段階では声に出さなくても問題ないのですが、実際に声に出すのと出さないのとでは、その気づき度合はまったく違います。
声に出さずに何回読んでも気づかないことが、声に出して1度や2度読むだけで気づくこともあるんです。
ですから、微調整をやる際はしっかりと声に出しながらすることがオススメです。
そして、微調整で注目すべき大切なポイントは「全体の流れ」です。
何度も何度も声に出しながら全体の流れが、良いか悪いかを耳で感じとります。
全体のイメージがほぼ完成しているにも関わらず、しっくりこない詩というのは、たいていの場合、流れが悪いことが多いです。
なぜなら、前後とのつながりや、文字の量・バランス、単語のもって行き方などに無理がある詩というのは、たいてい全体の流れも悪くなるからです。
ですので、まずはその流れが悪い部分を見つけてから、その部分の微調整を行って、詩を整えていくんです。
一方を微調整すると、今まで調整が必要なかった箇所も微調整をすることになる場合もあります。
ですが、そうして少しずつ、少しずつ、声に出しながら微調整を進めていくことで、必ず自分の心にストンとはまる名前の詩は完成します。
1度や2度、読んだだけで諦めたりするのではなく、何度も何度も根気よく調整を続けていくことが、感動する名前の詩を作る上では非常に大切になってきます。
きっと頑張った分だけ、相手に感動を与えることができます。
相手の笑顔をイメージしながら、ぜひ根気よく続けてみてください。
きっと、「やってよかったな〜っ!」って思われると思いますよ。
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