作り方のコツ1「流れるように」
名前の詩作りの第1のコツは「流れるように」です。
これを意識して詩を作るだけでも、相手の心をしっかりと掴んで離さない、感動の詩にすることも出来ます。
それでは、名前の詩作りの基礎ともいうべき、「流れるように」を詳しく紹介していきます。
「流れるように」とは?
まず、名前の詩作りで良くありがちな作り方が、1行ずつ文章を考えていくという方法です。
例えば、「ゆたか」さんの場合なら、
【ゆ】るぎない信念
【た】くさんの夢
【か】がやく未来
というような感じで、1行ずつで文章が完結するような感じです。
これでも、もちろん良いのですが、ここに「流れるように」を加えると次のような詩となります。
【ゆ】るぎない信念で
【た】くさんの夢
【か】がやく未来へ
どうでしょうか?
各行が繋がっているように読めませんか?
この詩の変更箇所は「1行目」と「3行目」の最後に、それぞれ「で」と「へ」を付け加えただけです。
この「で」や「へ」は助詞と言いますが、この助詞を詩に付け加わえるだけで、最初の淡々とした文章が一転、一体感のある流れるような文章に変わります。
こうして、助詞を付け加え、流れるような文章を意識することで、読み手もスルスルと詩が読みやすくなり、また名前の詩全体にリズム感も生まれるため、さらに楽しく読み進めることができます。
ただし、一つ注意が必要なことがあります。
それは、「全ての行に助詞を付けてはいけない」ということです。
全ての行に助詞を付けてしまうと、最初から最後まで繋がった名前の詩になってしまいます。
「たった一つの想いをしっかりと伝えたい」という場合などの例外を除いては、最初から最後まで繋がった名前の詩にしてしまうと、だらだらとした長い詩のように感じてしまい、逆効果となってしまいます。
ですので、助詞で繋げる場合は2行から3行程度までにすることが大切です。
また、状況によっては助詞をつけずに1行だけで考えることも大切なときがあります。
通常、名前の詩にする名前の文字数というのは、5〜9文字の間になることが多いと思いますので、それを2行から3行ずつ繋げると、だいだい3〜5個の文の塊ができると思います。
こうして、文の塊を作りながら詩を考えることによって、文章にもメリハリが生まれ、読みやすい上に、リズム感によって自然と引き込まれるような名前の詩にすることができます。
1行1行が淡々とした詩が好きな人もいると思いますので、一概には言えませんが、助詞を使って行と行を繋げることによって、リズム感が生まれるというのはかなりポイントが高いと思います。
リズム感のある詩を作ることで、何度も読んでみたいという気持ちも持って頂くこともできますし、また、「自然と詩を覚えてしまった」というお言葉も多く頂いています。
流れるような詩にすると、プレゼントした後にも相手に楽しみを与えることが出来るという所が、私がこうした詩をオススメする最大の理由です。
ぜひ、末永く名前の詩を大切にして欲しいと思われている方は、この流れるような詩を意識しながら名前の詩作りをされてみてはいかがでしょうか。
> 【次の記事】
名前の詩の作り方 コツ2「1行1フレーズ」
名前の詩の作り方(目次)
10. 実際に名前の詩を作ってみよう
11. 名前の詩作りに行き詰まったら
12. さぁ、次はあなたの番です!
13. 名前の詩の無料相談サポート