両親に気を使わせない銀婚式の贈り物
銀婚式の贈り物を両親にしたいと考えることはとても素敵なことです。
ですが、せっかくの銀婚式もちょっとした気配りや知識がなかっただけで、両親に喜んでもらうどころか、かえって気を使わせて失敗してしまうこともあります。
ここでは、銀婚式の贈り物で両親に気を使わせないために、最低限、知って頂きたいことを紹介させて頂きます。
まず最初に、銀婚式の贈り物で両親が喜んでくれたかどうかを判断することが、非常に難しいということを知る必要があります。
どういうことかと言いますと、銀婚式を祝ってもらう夫婦の子供というのは、一部の例外を除きだいたいが２５歳以下となります。
通常、このくらいまで年齢が上がると、学校を卒業して就職していたり、既に就職して何年も経過している場合もあります。
また学生であったとしても、大学や高校など、あまり手の掛からない時期にまで成長している場合が多いです。
そんな段階で迎える結婚２５年の銀婚式というのは、これまで子育てや家庭のために毎日走り続けた両親にとっては、ほっとする一つの区切りであり、感慨深い気持ちにもなる時期です。
そんな中で、今まで大切に育ててきた子供が、自分たちの銀婚式に贈り物をくれたとなると、それだけで両親はとっても喜んでくれます。
ただし重要なのは、この両親の喜びというのは、贈り物に対して喜んでくれているのではなく、「贈り物をくれた。」という子供たちの気配りに対して喜んでいるのだということを忘れてはいけません。
だから極端に言えば、銀婚式の贈り物がどんなにつまらない贈り物であったとしても、両親は喜んでくれることでしょう。
贈り物の包装紙をあけて中を見たときに、たとえそれが、自分たちの要らない物であったとしても、それに対して文句や不満を言うことはないでしょう。
それを選らんでくれた子供たちの優しさや気持ちを察してくれているからです。
これは、両親の子供に対する「親心」です。
銀婚式の贈り物には、両親のこの「親心」というものが働くことを忘れてはいけません。
本当に有難いことではありますが、この親心があるおかげで、銀婚式の贈り物で両親が本心から喜んでくれたかというのを、正確に判断するというのが難しいのです。
では、どうすればよいのか？
たとえ「親心」でも両親に気を使わせるのは嫌ですよね。
となれば、事前に両親の本心を知っておく必要があります。
そこで、銀婚式の贈り物を実際にもらったことのある人たちの協力を得ながら、子供に気を使った銀婚式の贈り物について調査をしましたので、紹介させて頂きます。
銀婚式の贈り物で両親に気を使わせないポイント
１．兄弟がいるときは一緒に贈り物をする。
兄弟がいる家庭で別々に贈り物を贈ると、どちらも同じように喜び、同じように使用したりしないといけないので気を使うようです。たとえ１人暮らしなどで離れていても、銀婚式の贈り物は兄弟一緒にされることがオススメです。
２．旅行に誘うときは日帰りがベスト
記念の旅行に誘われたが、仕事で行けなかったという意見が目立ちました。銀婚式を迎える年代というのはまだまだ働き盛りなので、旅行には「行きたくても行けない」というのが現状のようです。「せっかくの誘いを断るのは非常に気を使う」という意見も多いので、どうしても誘うときは日帰りの方が喜ばれると思います。
３．服や帽子等のファッション系は避ける
服や帽子・時計等の身に着ける物というのは好みがあります。たとえ親子でも年代が違うので好み通りの物を選ぶことは難しいようです。好みに合わないものを付けるというのは、非常にストレスになります。また付けなければ子供たちに申し訳ないという気持ちも生まれ、こちらもストレスになってしまいます。失敗しないためには避けた方が良いかもしれません。
４．高価なブランド品はやめておく方が無難
ブランド品は高額なイメージが強く、子供のお金を心配される方が多かったです。ここでも「親心」が働いているようです。これはたとえ金額が低い小物などでも、ブランド物ということであればそうした気持ちが働くということでした。
ブランド品の高価なイメージが返って逆効果になっているようでした。
５．食事会も大げさなものは賛否両論
家族そろって外で食事会というのは良く聞きますが、これも家庭によっては大げさなことはして欲しくない。という意見が結構ありました。ですのでホテルの一室を借りてなどではなく、近くのレストランに行くだけでも、十分に喜んでもらえるようです。
こうして、銀婚式の贈り物をもらったことのある人の意見をまとめていて分かったことは、銀婚式の贈り物選びというのは、とっても難しいものだと言うことです。
こっちの両親には喜ばれても、あっちの両親は喜ばないといったこともあり、各家庭によって喜ばれるものと、喜ばれないものとが違います。
ですので、それぞれの両親の立場にたった贈り物が選びが必要ということになります。
しかし、たった一つだけ、どの家庭にも共通するものがありました。
それは、最初にも触れた「贈り物をくれた」「お祝いをしてくれた」という子供たちの優しさ、気持ちですね。
この子供たちの優しさや気持ちに対しては、どの両親も嬉しいと意見が一致していました。
ですから、両親に銀婚式の贈り物をする際には、こうした自分たちの両親に対する優しさや気持ちが十分に伝わる贈り物をされる方が良いのかもしれません。
これは、今のように物が溢れている時代特有のことかもしれませんが、贈る物よりも、気持ちが大切にされる時代になったということかもしれません。
気持ちというのは、たとえ両親であっても自分が納得のいく形で伝えることは難しいものです。
しかし、贈り物に対して実用性は求めないという方には、下記のような商品もオススメですので、こうした気持ちを大切にされる場合は、銀婚式の贈り物選びの参考にされてください。
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